三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)および三菱東京UFJ銀行のシステム子会社3社が2009年7月1日をメドに合併する。三菱東京UFJ銀行が2月27日に発表した。三菱東京UFJ銀行のシステム一本化プロジェクト「Day2」が2008年12月に完了したことを受けて、開発・運用要員の統合に踏み切る。

 三菱東京UFJ銀行が100%出資する東京三菱インフォメーションテクノロジー(TMIT)、同行が51%出資するUFJ日立システムズ(UHS)、MUFGの100%子会社であるUFJISの3社が合併し、三菱UFJインフォメーションテクノロジー(仮称)となる。合併会社の社長にはTMITの中村敬社長が就く。合併会社の出資比率は三菱東京UFJ銀行が85%でMUFGが15%。社員数は約1400人となる。

 3社のうちUHSには現時点で日立製作所が49%出資している。合併に先駆け、三菱東京UFJ銀行は3月末に日立からUHSの株式を取得し100%子会社とする。旧UFJ銀行が日立製メインフレームで動作する勘定系システムの開発、運用を日立にアウトソーシングした際、同システムを担当するUHSに日立の出資を受け入れた経緯がある。