米Novellは米国時間2009年2月26日,2009会計年度第1四半期(2008年11月~2009年1月)の決算を発表した。売上高は2億1500万ドルで,前年同期の2億3100万ドルから7%減少した。純利益は1100万ドル(1株当たり利益は0.03ドル)で,前年同期の1700万ドル(1株当たり利益は0.05ドル)から減益となった。

 非GAAPベースの純利益は2400万ドル(1株当たり利益は0.07ドル)で,前年同期の3000万ドル(1株当たり利益は0.09ドル)を下回った。

 営業利益は1400万ドルで,前年同期の800万ドルから増加。非GAAPベースの場合は3400万ドルで,前年同期は2500万ドルだった。

 事業別の売上高を見ると,Open Platform Solutions部門が前年同期比19%増の3700万ドル。そのうちLinux向け製品が前年同期比24%増加して,3500万ドルを占めた。Identity and Security Management部門は同13%減の2800万ドル。Systems and Resource Management部門は同9%増の4000万ドル,Workgroup部門は同9%減の8100万ドルだった。

 同社社長兼CEOのRon Hovsepian氏は,「不況により実績は予想を下回ったが,営業利益率を維持できるように慎重に取り組んだ。長期的な成長の可能性に不安はなく,今後も収益性の確保に努める」と述べた。

 今後の見通しについては,2009会計年度通期の非GAAPベースの営業利益率が10%を上回ると予測している。

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