シスコは2009年2月27日,同社のWiMAX用インフラをUQコミュニケーションズが採用したと発表した。UQコミュニケーションズは,2月26日にモバイルWiMAXによる下り通信速度が最大40Mビット/秒の定額データ通信サービス「UQ WiMAX」を開始している。

 今回採用されたインフラは,シスコのモバイル向けインフラを構築するフレームワーク「Mobile Service Exchange Framework」の主要コンポーネントの一つである「Cisco Home Agent」(Cisco Mobile Wireless Home Agent)。Cisco Home Agentは,同社のルーター「Cisco7600」に組み込むサービス・モジュール「Cisco Service Application Module for IP」(SAMI)を使って動作させる。

 Cisco Home Agentは,モバイル・トラフィックのルーティング,QoS,モビリティ機能,冗長化,ロードバランスやNATtraversal機能などを提供する。また,WiMAX以外にも,Wi-FiやCDMAなどもサポートするという。

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