東京放送(TBS)は,2月27日から4週連続で金曜日の深夜帯でのワンセグ・オリジナル通販番組を放送する。ワンセグ視聴の普及促進に加えて,新たなビジネス創出を目指す実験的な試みと位置づける。

 TBSはこれまで,地上波放送と連動した横浜ベイスターズ戦の独自中継など,ワンセグの各種のトライアルを実施してきた。今回は同時間帯の地上波番組とは全く違うワンセグ独自のオリジナル番組での試みとなる。

 オリジナル番組のタイトルは「ナイトマーケット」。初回にあたる27日の放送では,地上波の通販番組「買物大図鑑」と同時間帯(26:55~28:00)でCM 無しで放送する。ドラマやバラエティー仕立ての新しい形態の通販番組という構成であり,「番組を楽しみながらお買い物も」という携帯世代をターゲットとしたビジネストライアルである。

 さらに今回の番組ではワンセグ特有の放送通信連携サービスをさまざまな形で実験する。ワンセグデータ放送から直接簡単に買物ができるEコマースのトライアルに加えて,ディー・エヌ・エーやザッパラスの協力で,ワンセグ放送とモバイル上で展開される様々なデジタルサービスを連携させた新規サービスの実験も実施する。