米Microsoftは米国時間2009年2月25日,GPSナビゲーション・メーカーのオランダTomTom NVと米Tom Tomが同社の特許を侵害しているとして,米ワシントン州西地区連邦地方裁判所と米国際貿易委員会(ITC)に提訴したと発表した。

 同社が問題としている特許は,カーナビゲーションで使われている技術とそのほかのコンピューティング機能に関連するもの。Microsoftは,これらの特許についてパートナ企業とライセンス契約を結んでおり,TomTomにもライセンスを取得するように求めている。

 Microsoftは,1年以上に渡りライセンス契約について話し合う機会を求めてきたが,TomTom側が応じなかったため今回の法的手段に踏み切ったと説明している。「TomTom側とIPライセンス契約を結ぶことで,迅速にこの状態を解消する用意がある」としている。

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