「Visual Studio 2010」の新しいユーザー・インタフェースの例
「Visual Studio 2010」の新しいユーザー・インタフェースの例
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 米Microsoftは米国時間2009年2月24日,米サンフランシスコで開催中の開発者向け会議「VSLive!」において次期アプリケーション開発プラットフォーム「Visual Studio 2010」の新しいユーザー・インタフェース(UI)を披露した。Visual Studio担当ジェネラル・マネージャのJason Zander氏が基調講演にて新UIのデモを行った。

 新しいUIは,開発者の作業をより簡単にするために完全に再設計された。統合開発環境(IDE)におけるファイル・メニューやコマンドのレイアウトを変更したほか,同社の画面描画機構であるWPF(Windows Presentation Foundation)により,ツールバーとメニューバーを改良した。また,WPFを採用した新しいテキスト・エディタにより,高度なグラフィックスやオンスクリーンのヒントなどを統合できるようになったほか,複数モニターのサポートを追加した。

 Zander氏によれば,Visual Studioの新版は開発者の生産性を向上させ,作業をより簡単にすることを目的としている。プログラミングについては,複数のプロジェクトにわたってシンボルを検索する機能や,名前を知らない関数を検索する機能などを強化する。

 なお同社は同日,米Quest Softwareとの提携も発表した。Questは米Oracleのデータベース管理システムを使う開発者がVisual Studioを利用できるようにするプラグインを提供する。

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