米Googleは米国時間2009年2月24日,同社のWebアプリケーション開発/実行環境「Google App Engine」において,追加リソースの販売を開始した。

 App Engineは,同社が2008年4月に発表したサービス。発表当初は,完全に無料でサービスを利用できたが,アプリケーションごとに利用できるリソースに制限があった。今回の発表により,無料リソースに加え,CPU,帯域幅,ストレージといったリソースを必要に応じて追加購入できるようになった。

 無料割当を超えるリソースの料金体系は,CPUが0.10ドル/コア時間,下り帯域幅が0.10ドル/Gバイト,上り帯域幅が0.12ドル/Gバイト。ストレージは月額0.15ドル/Gバイトで,アプリケーションから送信された電子メールが0.0001ドル/受信メールと設定されている。

 App Engineは引き続き無料で利用できるが,無料提供されるリソースが90日後から縮小される。縮小後も,無料リソースにより月間約500万ページ・ビューをサポートできるとしている。一方で,無料のストレージ割当は,従来の倍に相当する1Gバイトに引き上げている。

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