ジュピターテレコム(JCOM)のグループ会社であるジェイコムウエストとケーブルネット神戸芦屋で2月24日午前9時30分,一部のチャネルの放送が停止するという障害が発生した。午前9時55分までの25分間,毎日放送と関西テレビ放送の番組が視聴できない状態が続いた。影響の出た世帯は約153万1000である。

 障害はJ:COM かわちのエリアに設置している電波送信機の故障によって起こった。送信機は冗長構成を採っており,1台が故障すると別の1台による送信に自動で切り替わるようになっているが,今回は切り替えができなかった。また,同じ送信機で送信しているにもかかわらず,毎日放送と関西テレビ放送の番組だけが視聴できず,それら以外の放送局の番組は問題なく視聴できた。ジェイコムウエストはこれらの原因について,現在調査中であるとしている。

 影響を受けたエリアは,J:COM 宝塚・川西,J:COM かわち,J:COM 和歌山,J:COM りんくう,J:COM 堺,J:COM 大阪,J:COM 和泉・泉大津,J:COM 南大阪,J:COM 北摂,J:COM 神戸・芦屋である。ジェイコムウエストは,2008年1月にジェイコム関西とケーブルウエスト,北摂ケーブルネットが合併して誕生した。