米Microsoftは米国時間2009年2月23日,データベース管理システムのSQL Server 2008を採用したデータ・ウエアハウス向けに参照アーキテクチャのセット「SQL Server Fast Track Data Warehouse」を発表した。

 この参照アーキテクチャは,参照構成や技術ガイダンスの提供により,企業のニーズと予算に合わせてカスタマイズした拡張可能なデータ・ウエアハウスの構築をサポートするもの。企業がデータ・ウエアハウスを構築する際に直面してきた障害を取り除くことを目的としている。標準プラットフォーム上でデータ・ウエアハウスを構築するために対称型マルチプロセッシング・アーキテクチャを採用した。

 同社パートナの仏Bullや米Dell,米Hewlett-Packard(HP)が,この参照アーキテクチャに沿ったテスト済みシステムを販売する。価格は1テラ・バイト当たり1万3000ドルから。

 またMicrosoftは,この参照アーキテクチャに沿ったソリューション・テンプレートや技術ガイダンスの提供について,米Avanade,米Cognizant Technology Solutions,HP,米Hitachi Consultingなどのシステム・インテグレータと提携した。

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