NTTコミュニケーションズ(NTT Com)は2月23日、携帯電話に各種ポイントカード/会員証を集約して管理できるシステム「ぎゃざポ」の実証実験を開始した。ビックカメラ有楽町店本館で顧客のポイントカードをシステムに登録して利用してもらい、有効性を評価する。実験は6月30日まで行う。

 実験の参加者は、携帯電話にぎゃざポ用アプリケーションをダウンロードしてセンターに情報を登録し、対応店舗でポイントカード登録をする。その後、携帯電話を店内のリーダー/ライターにかざすと、従来のポイントカードと同様に利用できる。実証実験は、ランシステムのスペースクリエイト自遊空間BIGBOX高田馬場店(3月9日―6月30日)とノジマのトレッサ横浜店(3月24日―6月30日)でも行う予定。

 ぎゃざポは、1台の携帯電話に100枚以上のポイントカードや会員証を集約する技術。携帯電話に対応アプリケーション「Key-Shuttle」をダウンロードして登録処理を行えば、複数のポイントカード/会員証として併用できる。企業/店舗ごとの専用アプリケーションを使う必要がない(関連記事)。

 現在対応している携帯電話は、NTTドコモの一部端末のみ。ほかのキャリアなどへの対応については、今後検討していく予定。

■関連情報
・NTTコミュニケーションズのWebサイト http://www.ntt.com/