アクティブコア(東京都港区)は2009年2月25日、ASP(アプリケーション・サービス・プロバイダー)型のアクセス解析ツール「ac cruiser」にEC(電子商取引)向けの新機能を追加すると発表した。見込み客を獲得した広告や検索連動型広告のキーワードの中から、コンバージョン率が高い流入元を抽出可能になる。

 提供開始は3月1日で、主に三つの機能を追加する。一つ目はサンプル品の購入や会員登録などのページに到達した回数とユーザー数、その後に本購入に結びついた回数とユーザー数を把握するレポート。

 二つ目は購入者の流入元となった広告や検索キーワード、流入元ホスト名を最大100日までさかのぼれる機能。初回訪問時の流入元媒体や購入直前の流入元媒体、間接効果が高い流入媒体を把握できる。また、購入者ごとの流入履歴データと属性データ(注文番号、都道府県、商品名、売上金額、性別、年齢など)をひも付けることも可能。

 三つ目は、入力フォーム、確認画面、完了画面といった購入までの各段階における到達数を、広告ごとに把握できる機能。広告から流入した後に、どのページで訪問者を逃がしているかを分析できる。

 ac cruiserの費用は初期費用5万2500円、月額費用が5万2500円から。月間PV(ページビュー)数によって月額費用は変動する。今回の新機能による追加料金はかからない。

 同社は2009年4月に今回の新バージョンと同等の分析機能を持つケータイ版「ac cruiser」をリリースする予定だ。