写真1●コンパクトになった第2弾のAndroid端末「HTC Magic」
写真1●コンパクトになった第2弾のAndroid端末「HTC Magic」
[画像のクリックで拡大表示]
写真2●ファーウエイもAndroid端末を展示しているが,動作している様子は見られない
写真2●ファーウエイもAndroid端末を展示しているが,動作している様子は見られない
[画像のクリックで拡大表示]

 バルセロナで開催中のMobile World Congress 2009会場内にて,台湾HTC製の新しいAndroid端末「HTC Magic」が姿を見せている(写真1)。初のAndroid端末「T-Mobile G1」(関連記事)に続き,第2弾のAndroid端末も同じくHTC製という形になった。英ボーダフォン・グループが同端末を,英国やスペイン,ドイツ,フランスなどで今春から発売することを表明している。

 HTC MagicとG1の最も大きな違いは,G1で搭載していたハードウエア・キーボードを排除した点。その分,本体が薄くなりコンパクトになった。その他のスペックは,トラック・ボール型のポインティング・デバイスや画面サイズを含めてG1とよく似ている。

 もっともこのほかMWCの会場内で実機の形で見られるAndroid端末は,中国ファーウエイ・テクノロジーズがケース内で展示する端末程度。しかもこちらは動作するところを見られない(写真2)。

 昨年のMWCでは,評価ボード上で動作するAndroid端末が多数登場したが,1年が経過した現在,実機が続々と登場するまでには至っていない。むしろ会場内でのAndroidの影は薄くなっている印象だ。