ケーブルTV大手の米Comcastは，2008年第4四半期および通期の決算を米国時間2009年2月18日に発表した。
まず，第4四半期の売上高は88億ドルで前年同期から9％増加。純利益は4億1200万ドル（希薄化後の1株当たり利益は14セント）で，前年同期の6億200万ドル（同20セント）から32％減少した。営業キャッシュ・フローは同9％増の34億ドル，営業利益は同20％増の18億ドルに拡大した。
部門別に見ると，ケーブル部門の売上高は83億ドルで前年同期から7％増加。プログラム部門が3億5000万ドルで同0.4％の微増となり，その他の部門が1億1900万ドルで同34％増加した。
一方，2008年通期の売上高は343億ドルで前年から11％増加。純利益は25億4700万ドル（希薄化後の1株当たり利益は86セント）で前年の25億8700万ドル（同83セント）から1.5％減少した。プロフォルマ（予想損益計算書）に基づく売上高は同8％増，営業キャッシュフローは同8％増となった。
2008年12月末の時点で，同社のビデオ，高速インターネット，電話サービスの総加入者数は4560万人で，年間の純増数は260万人となった。
