写真●セブンインターネットラボ設立の発表者。左から順に、セブン&アイ・ネットメディアの後藤克弘 代表取締役社長、セブン&アイ・ホールディングスの村田紀敏 代表取締役社長、セブンアンドワイの鈴木康弘 代表取締役社長、NECの相澤正俊 代表取締役執行役員副社長、NECの木下学執行役員
写真●セブンインターネットラボ設立の発表者。左から順に、セブン&アイ・ネットメディアの後藤克弘 代表取締役社長、セブン&アイ・ホールディングスの村田紀敏 代表取締役社長、セブンアンドワイの鈴木康弘 代表取締役社長、NECの相澤正俊 代表取締役執行役員副社長、NECの木下学執行役員
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 セブン&アイ・ホールディングス(HD)とNECは2009年2月17日、合弁会社としてセブンインターネットラボを設立すると発表した(写真)。3月24日に設立の予定。セブン&アイグループが持つ小売業のノウハウとNECのITに関するノウハウを出し合い、新たな小売業向けビジネスを創出したり、システム開発を展開したりする。

 セブンインターネットラボの主力事業は研究事業とシステム開発事業。各事業でそれぞれ三つのテーマを掲げる。研究事業では(1)インターネットを活用した新たな小売業のビジネスモデル、(2)小売業における新技術の活用方法、(3)小売りデータの活用──がテーマ。一方のシステム開発事業では、(1)発注者と開発者の共同開発体制確立、(2)業務・開発ノウハウの蓄積、(3)グループにおけるインターネット関連システムの開発・保守・運用を一本化することによるコスト削減──に取り組む。

 設立当初は20人強の人員体制で、そのほとんどがシステム開発事業に従事する。NECからは5人程度が新会社に出向し、研究事業ではNECのR&D部門が協力する。

 セブンインターネットラボの資本金は2億円で、出資比率はセブン&アイグループでITサービス関連事業を統括するセブン&アイ・ネットメディアが50%、NECが40%、インターネット通販のセブンアンドワイが10%。セブンアンドワイ社長の鈴木康弘氏が新会社の社長を兼務する。