大手ケーブルテレビ事業者のジャパンケーブルネット(JCN)は2009年2月17日,下り160Mビット/秒のインターネット接続サービス「スピードスター160」を3月よりJCNコアラ葛飾の松戸市エリアで開始すると発表した。今後は順次提供地域を拡大していく。利用料金はケーブルモデムの利用料を含めて月額6090円。

 今回のサービスは,ケーブルテレビ通信の標準仕様である「DOCSIS3.0」に対応した機器を利用して実現する。DOCSIS3.0では複数のチャネルで同時に束ねて通信するチャネル・ボンディングという技術が規定されているが,今回4チャネルを束ねることで160Mビット/秒を達成した。

 上り速度は最大10Mビット/秒。2チャネルを束ねることで達成している。2009年4月にはファームウエアのアップグレードにより,離れた帯域にある2チャンネルを束ねられるようになる。これにより,ノイズによるリンク切れの防止や,連続した帯域に2チャネルを取れないケーブルテレビ局での展開が容易になるという。

[JCNのニュースリリース]