米Mozillaの研究部門であるMozilla Labsは米国時間2009年2月12日,Web対応コード・エディタ「Bespin」を発表した。ソフトウエア・ライセンスMozilla Public License(MPL)を適用し, オープンソース・ソフトウエアとして提供する。Webサイトでプロトタイプ版(バージョン0.1)のソースコードを公開している。

 Bespinは,Webブラウザ上でソフトウエア用コードをオンライン編集できるエディタ。場所を問わず利用可能で,遠隔地からリアルタイムに共同作業できる開発プラットフォームの実現を目指している。コマンドライン機能を搭載し,拡張機能用APIを提供する予定。

 プロトタイプ版は,基本的な編集機能を備え,コードのハイライト表示,操作の取り消し/やり直し,プロジェクトのインポート/エクスポートといった操作が行える。

 Bespin開発プロジェクトは,オープンWeb技術ベースの開発者向けツールを研究/開発する部門,Developer Tools Labが運営している(関連記事:Mozilla,Web開発ツールの研究開発部門を新設)。

[Mozilla Labs公式ブログへの投稿記事]