写真1 12.1メガピクセルのカメラに動画視聴という,エンタテインメントに特化した端末「Idou」
写真1 12.1メガピクセルのカメラに動画視聴という,エンタテインメントに特化した端末「Idou」
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写真2 本体背面のカバーをスライドさせるとカメラのレンズが現れる
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 ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズは2009年2月15日,Mobile World Congress 2009の開幕に先立ち,バルセロナ市内でプレス・イベントを開催。フル・タッチパネル式のエンタテインメント端末「Idou」(アイドウ)を初公開した(写真1)。

 Idouは,同社がこれまで開発してきたウォークマン携帯やサイバーショット携帯などの人気機能を取り入れた機種。ハード・キーを排した3.5インチのフル・タッチパネル式の本体に12.1メガ・ピクセルのカメラ機能を搭載(写真2)。タッチ式のメニュー画面を通して音楽や動画を楽しめ,同社が運営するコンテンツ配信サービス「PlayNow」を通してのコンテンツ購入も可能という。端末プラットフォームは,Symbian FoundationのOSを採用する計画。その他のスペックについては現時点では非公表となっている。発売は2009年の第2四半期の予定。なおIdouという名前はコンセプト名であり,最終的な製品名は別になるという。

 Idouは,同社が今回のプレス・イベントで発表した「Entertainment Unlimited」という新ブランド戦略を象徴する端末である。Entertainment Unlimitedとは,リッチなコンテンツやユニークなアプリケーションなどベスト・クラスのエンタテインメント環境をユーザーに届けていくというソニー・エリクソンの新しい考え方だという。

 一方で同社は,昨年のMWCにて「XPERIA」というサブブランドを発表。第1弾端末としてWindows Mobileを搭載した「XPERIA X1」を公開(関連記事)したが,今回のプレゼンではその点について一言も触れなかった。同社の真の狙いについては,イベント終了後にソニー・エリクソンのキー・パーソンで開発部隊を統括する坂口立考コーポレート・バイス・プレジデントにインタビューしたので,後ほどお届けする予定だ。

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■変更履歴
当初の記事のタイトルでは,端末名を「idou」としていましたが,正しくは「Idou」です。お詫びして訂正します。本文は修正済みです。 [2009/2/16 12:50]