日本通信は2月13日,2008年度第3四半期の決算説明会を開催した。会見は代表取締役社長の三田聖二氏と常務取締役 CFOの福田尚久氏が出席した。質疑応答の主な内容は以下の通りである。

――第4四半期に,PHSサービスと第3世代移動通信(3G)サービスとの売り上げ比率はどうなるか。

第3四半期は33%が3Gサービスだったが,第4四半期は40%に増加する見込みだ。

――MNO(移動体通信事業者)が別のMNOの周波数帯を借りてMVNO(仮想移動体通信事業者)としてビジネスする例が増えてきているが,どう思うか。

(三田氏が会長を務めるMVNOの業界団体である)MVNO協議会の意見と同じで,反対だ。

――なぜ反対なのか。
設備投資して,自社が持つ周波数帯を有効利用するのがMNOの義務だと考えているからだ。その義務を果たさず,MVNOとしてビジネスするのはいいとこ取りであり,絶対に賛成できない。

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