ゲーム・ソフト大手の米Midway Gamesは米国時間2009年2月12日,同社とその米国子会社がデラウェア地区連邦破産裁判所に米連邦破産法11条の適用を申請したと発表した。米国外を拠点とする子会社は同法の適用申請の対象となっておらず,通常通りに経営を続ける。

 裁判所に提出した申請書によれば,2008年11月28日に同社の大株主が変わったことで同社社債の買い戻し期限が早まった。この義務を果たすことが難しいため,破産法の適用を申請したと説明している。同社は,これまで通りに事業を継続するために,裁判所に対して複数のファースト・デイ・モーション(First Day Motions)の承認を求めている。

 同社会長兼社長兼CEOのMatt Booty氏は,今回の破産法適用申請について,「難しい決断だったが,必要なものだった。申請により債権者の圧力から解放され,戦略的な代替案を検討する時間ができる」とコメントしている。

 米New York Timesによれば,同社の株価は発表日午前の取引で40%下落している。

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