「米Microsoftは次期クライアントOS『Windows 7』を2009年終わりから2010年初めにリリースする」との予測が多いにもかかわらず(Windows IT ProのPaul Thurrott氏は2009年半ばリリースの公算が大きいとした。関連記事:「Windows 7」のベータ版は終了,早ければ今年半ばにリリース),熱心なMicrosoftファンたちはもっと早くリリースするよう強く求めている。

 「Windowsの大ファン」を自称するKelly Poe氏はWebサイト「Release Windows7」(関連TwitterフィードFacebookグループもある)を作り,訪問者に「公開済みのベータ版で十分だから,Windows 7をリリースするようMicrosoftに働きかけよう!!! きれいな(変わった名前の)小鳥ちゃんを空へ放とう!!!」と呼びかけている。

 Poe氏が同サイトを立ち上げた2009年1月下旬以降,すでに2700人以上から賛同を得ている。

 IT業界関係者の集まる会議User Generated Content Conference & Expo(UGCX)が,カリフォルニア州サンノゼで2月9日(米国時間)に開幕した。その席で,Microsoftデジタル・マーケティング担当グループ・マーケティング・マネージャのMarty Taylor Collins氏は,「同サイト開設後にPoe氏と接触した」と明かし,「当社の公式ブログでこの件に関するインタビューを行う可能性がある」と述べた。

 筆者がMicrosoftの広報担当者に正式なリリース日を尋ねたところ,「公式見解としては,Windows 7はまだ開発途上で,開発に『Windows Vista』の消費者向け一般提供開始から約3年かかるとみている。具体的なリリース日は,当社の設定したリリース品質基準を満たしてから決める」という回答を得た。

 Poe氏のWindows 7リリース要求活動については,筆者のTwitterフィードで最新情報を流す。