米Googleは米国時間2009年2月5日,オンライン・スケジュール管理サービス「Google Calendar」の英語版をオフライン対応にしたと発表した。同社のオンライン・アプリケーション・サービス「Google Apps」のユーザーを対象にベータ提供する。

 新機能は,Webアプリケーションをオフライン環境でも利用可能にするブラウザ拡張機能「Google Gears」を利用する。新規イベントの作成や編集はできないが,既存のスケジュールを閲覧することが可能。「これまでのように,インターネットに接続できない場合に備えて,スケジュールをプリントアウトするといった手間がなくなる」(同社)

 Google Apps Standard版のユーザーはGoogle Calendarにログインして,画面右上のユーザー名の横にある「Offline Beta」をクリックすればよい。PremierおよびEducation版では,ドメイン管理者が「Domain Settings」ページ内の「Turn on new features」を選択する必要がある。

 現時点で対応しているブラウザは,「Google Chrome」「Internet Explorer 6/7」「Firefox 2/3」「Safari 3」である。

 Googleは先週,同社のWebメール・サービス「Gmail」でもオフライン機能の提供を開始した(関連記事:Gmailのオフライン機能,英語版で実験提供へ)。

[公式ブログの投稿記事(1)]
[公式ブログの投稿記事(2)]