ミクシィは2月5日、2009年3月期第3四半期(2008年4―12月)の連結決算を発表した。売上高が89億1300万円、営業利益が29億4600万円、経常利益が29億6000万円、純利益が15億3500万円、1株当たり純利益が1万141.94円だった。2008年12月末におけるSNS「mixi」のユーザー数は約1630万人。月間ページビュー(PV)数はパソコンからが約41億7000万PV、携帯電話からが約101億3000万PVで、順調に増えたという。

 事業別でみると、インターネットメディア事業の売上高は82億1600万円で、そのうちバナー広告販売が76億8800万円、「mixiプレミアム」会員課金が5億2800万円。「mixiモバイル」の広告販売が堅調だったとしている。営業利益は32億8100万円だった。

 インターネット求人広告事業は、売上高が6億9600万円、営業利益が4億600万円。求人広告市場における有効求人倍率の低下が続くなど、事業環境が悪化しているという。

 その他事業は、2008年5月に中国で設立した子会社に関する事業を含んでおり、売上高をまだ計上していない。営業損失は1億2100万円となった(関連記事)。

 なお、中国子会社の設立にともない、同社は当期より連結決算に移行している。2009年3月期通期(2008年4月―2009年3月期)の連結業績予想は、売上高を120億円、営業利益を38億円、経常利益を38億円、純利益を19億円、1株当たり純利益を1万2517.62円とした。

■関連情報
・ミクシィのWebサイト http://mixi.co.jp/