コンテンツ配信サービスの米Akamai Technologiesは,2008年第4四半期と通期の決算を米国時間2009年2月4日に発表した。

 まず,第4四半期の売上高は前期比8%増,前年同期比16%増の2億1260万ドル。GAAP(米国会計原則)ベースの純利益は前期比22%増の4050万ドル(希薄化後の1株当たり利益は22セント)。

 一時的な費用を除いた非GAAPベースの純利益は8220万ドル(同44セント)で,前期の7420万ドル(同40セント)から11%増加した。調整後のEBITDA(利払い前・税引き前・償却前利益)は1億30万ドル。前期の9050万ドルと前年同期の8690万ドルから増益となった。調整後のEBITDA利益率は前年同期と同じ47%だった。

 当期の決算には,2008年11月3日に買収完了したacernoの業績も含まれており,acernoの売上高として約690万ドルが計上されている。

 一方,通期の総売上高は7億9090万ドルで前年の6億3640万ドルから24%の増収。純利益は,GAAPベースで前年比44%増の1億4510万ドル(希薄化後の1株当たり利益は0.79ドル),非GAAPベースで同26%増の3億850万ドル(同1.66ドル)。調整後のEBITDAは3億7080万ドルで前年の2億8320万ドルから増収となり,調整後のEBITDA利益率は前年から3ポイント伸びて47%になった。

 長期のサービス契約を結んでいる顧客の数は,2008年末の時点で前年比8%増の2585社になった。