総務省は2009年2月4日,次期BSデジタル放送(2011年7月以降のBSデジタル放送)の委託放送業務の認定に関する制度整備案についての答申を電波監理審議会から受けたと発表した。

 電監審の答申の内容は,「おおむね適当であるが,規定の明確化のため一部修正することが適当である」というものである。これを受けて総務省は,地上波放送事業者などが特別衛星放送(BS放送と東経110度CS放送を制度上統合したもの)の委託放送業務を申請する場合の基準に,「特別衛星放送業務に使用するトランスポンダ(電波中継器)数の合計が4本を超えない」という記述を追加したうえで公布・施行する。電監審はそれ以外の項目については,総務省の制度整備案の内容が適当であると判断した。

 総務省は2009年2月24日に次期BSデジタル放送の委託放送業務に関する認定申請の受け付けを開始する。同日には「参入希望者に対する説明会」も開催する。2009年6月にも委託放送事業者を決定することを計画している。総務省は2011年10月1日をメドに,委託放送事業者を通じて次期BSデジタル放送を開始したい意向である。

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