米EMCと米Microsoftは米国時間2009年2月3日,両社製品の相互運用性やサービス提供などに関する戦略的提携を2011年まで3年間延長すると発表した。

 両社の提携は,仮想化,セキュリティ,コンテンツ管理といった分野における顧客のニーズへの対応を目的としたもの。Microsoftのデータセンター製品および生産性アプリケーションと,EMCの情報インフラ製品およびコンサルタント・サービスを組み合わせることで,より生産性が高くコストを低減させたITインフラを提供する。その結果,顧客は,急速に変化するビジネス要件と経済的制約に効果的に対応可能になるとしている。

 提携延長の一環として,EMCはMicrosoftのOffice SharePointを利用し,これを拡大する製品を開発する。また,同社は引き続き,ユーザーがOfficeやSharePointのユーザー・インタフェースを使ってEMCが管理するコンテンツを利用できるようにする製品の開発を進める。

 このほかにも,両社はMicrosoftアプリケーション向け情報保護ソリューションの開発で協力する。一例として,EMCのセキュリティ部門であるRSAのデータ損失防止(DLP)技術をMicrosoft製品および将来の情報保護製品に組み込む計画を明らかにしている。

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