UQコミュニケーションズは2月3日,モバイルWiMAXを使ったデータ通信サービス「UQ WiMAX」を2月26日から提供すると発表した。6月30日までは無償の「お試し期間」とし,7月1日から有償サービスとする。会見は代表取締役社長の田中孝司氏らが出席した。質疑応答の内容は以下の通りである。

Q.顧客の獲得目標はあるか?
A.まだお試し期間なので,明確な数字はない。来年度に数十万規模のユーザーを獲得したいというぐらいしか言えない。

Q.データ通信サービス用の端末価格はいくらか?
A.どの端末も1万2000円~1万3000円程度だ。

Q.JR東日本と接続エリアの提供で協業すると発言があったが,駅のどの範囲になるか?
A.駅の中になる。駅ビルの中は対象外だ。

Q.月4480円の定額制との発表があったが,1日単位の課金は考えているか?
A.考えているが,7月1日のサービス開始時は定額制のみでの提供になる。

Q.海外のモバイルWiMAXサービス事業者とローミングできるのか?
A.ローミングできるように協定を結ぶつもりだ。

Q.サービス開始時の基地局数はどれだけなのか?
A.約500局になる。7月1日の有償サービス開始時は,倍の1000局になる予定だ。

Q.データ通信サービス用の端末は家電量販店でも販売するのか?
A.するつもりだ。

Q.契約に他社のような2年しばりがない。その分ユーザーの獲得費用は,第3世代移動通信(3G)サービス事業者よりも高くなるのではないか?
A.インセンティブは考えなければいけない。ただ3Gサービス事業者は,端末代金を分割販売しているところが多いが,当社はその方法は取らない。当初は自社ブランドで端末を販売するが,こうした垂直モデルは少なくするつもりだ。

Q.MVNO(仮想移動体通信事業者)によるモバイルWiMAXサービスの提供はあるのか?
A.お試し期間中からある。有償サービス後にさらに多くのMVNOが提供を開始する予定だ。

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