写真●Google自身のサイトにも「このサイトはコンピュータに損害を与える可能性があります」という文字が
写真●Google自身のサイトにも「このサイトはコンピュータに損害を与える可能性があります」という文字が
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  Googleの全世界の検索結果に,日本時間の2009年1月31日23時30分から2月1日0時25分(米国西海岸時間で1月31日6時30分から7時25分)までの40分間「このサイトはコンピュータに損害を与える可能性があります」というメッセージが表示された(写真)。原因は「単純な人為的ミス」(Google副社長Marissa Mayer氏)という。

 「このサイトはコンピュータに損害を与える可能性があります」というメッセージは,ユーザーが閲覧した際に,ユーザーに損害を与える可能性のあるソフトウエアをインストールされる恐れのあるページに対し表示するもの。

 損害を与える可能性のあるURLのリストは非営利団体であるStopBadware.orgと共同で管理しているが,1月31日に更新したリストの中に「単純な人為的ミスにより」(Mayer氏),「/」というパターンが混入したため,全てのURLがその条件に適合してまったという。「このサイトはコンピュータに損害を与える可能性があります」というメッセージは,米国西海岸時間6時27分から6時40分の間に表示され始め,7時10分から7時25分にかけて解消,個々のユーザーには約40分間表示されたとしている。

 Googleは現地時間1月31日に公式ブログで問題発生の経緯を説明して謝罪,「再発防止につとめる」としている。
 
[Google公式ブログの投稿]
[Google公式ブログの投稿(日本語訳)]

■変更履歴
画面写真を追加しました。[2009/02/01 16:25] 掲載当初「米国西海岸時間で1月31日6時30分から7時5分」と記述しておりましたが,正しくは「米国西海岸時間で1月31日6時30分から7時25分」です。お詫びして訂正します。本文は修正済みです。また第3段落に「『このサイトはコンピュータに損害を与える可能性があります』というメッセージは,米国西海岸時間6時27分から6時40分の間に表示され始め,7時10分から7時25分にかけて解消,個々のユーザーには約40分間表示されたとしている。」と追記いたしました。[2009/02/01 20:21]