グリーは1月30日、2009年6月期第2四半期(2008年7―12月)の決算を発表した。売上高が48億9000万円、営業利益が32億3500万円、経常利益が32億0000万円、純利益が17億1400万円、1株当たり純利益が82.76円だった。2008年12月末におけるSNS「GREE」の会員数は、パソコン/携帯電話向けサービス合計で802万人に達した。

 収益基盤の確立/強化策として、SNS連動型ゲームの特性をいかしたタイアップ広告などを実施してきた。探検ゲーム「探検ドリランド」や草花育成ゲーム「ハコニワ」など、有償アイテム利用をともなうコンテンツも新規投入した(関連記事)。

 今後もインターネット市場の成長に合わせてSNS利用者の裾野が広がると予測し、引き続きGREEを中心に事業展開する考え。大手通信事業者との連携、広告宣伝活動、SNS連動型コンテンツの利用拡大に取り組み、有料課金と広告メディアの収入拡大を図る。

 2009年6月期通期(2008年7月―2009年6月)の業績予想は、売上高を112億2000万円(前年比282.0%増)、営業利益を65億6000万円(同524.8%増)、経常利益を65億3000万円(同521.2%増)とした。純利益は35億円(同500.8%増)、1株当たり純利益は162.75円で、前年に比べ大幅に成長すると見込む。

■関連情報
・グリーのWebサイト http://gree.jp/