米Dellは米国時間2009年1月28日,2009会計年度第4四半期(2008年11月~2009年1月)の決算に,約2億8000万ドル(1株当たり11セント)の税引き前経費を計上する見込みと発表した。そのうち1億3500万ドルは,製造および販売ネットワークの合理化と人員削減に関するもの。1億4500万ドルは,ストック・オプションの付与などに関する株式報酬費用。

 同社は2011会計年度末(2011年1月末)までに30億ドルのコスト削減を目標としたリストラ計画を昨年3月31日に発表しており(Dellのプレス・リリース),当期に計上する経費には,同計画の実施に伴う費用が含まれる。2009会計年度第4四半期の決算は2月28日に発表する予定。

 また同社は,同計画の一環として,EMEA(欧州/中東/アフリカ)向け製造拠点を今後1年かけて移管することを,1月8日に明らかにしている(関連記事:Dell,EMEA向け製造拠点を移管,アイルランドで1900人を削減へ )。

 さらに同社は,2010会計年度に追加のコスト削減策を実施する計画という。

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