シスコシステムズは2009年1月28日、データセンター向けLANスイッチ「Nexus」シリーズの新製品を発表した。従来からあるボックス型スイッチNexus 5020、シャーシ型スイッチNexus 7010に加え、新たに「Nexus 2000」「同5010」「同7018」の3機種を追加する。

 Nexus 2000はボックス型で、「ファブリック・エクステンダー」と呼ぶ製品。Nexus 5020または5010と連携して一つの仮想的なスイッチとして動作する。国内では2月に販売を開始する。国内での価格は非公表。参考価格となる北米市場での価格は1万ドル(約90万円)である。

 Nexus 5010はボックス型スイッチで、従来機種の5020に比べてスイッチング容量が約半分の520Gビット/秒となる。最大ポート数も5020の56ポートに対し、5010は28ポートと半減している。国内で1月から販売を開始している。参考価格は最小構成で1万7250ドル(約154万円:北米価格)。

 一方、シャーシ型スイッチであるNexus 7018は、従来の7010よりもスイッチング容量を2倍の最大15Tビット/秒に向上させている。加えて、スロット数を18スロットと7010の8スロットに比べて2倍以上にした。やはり1月から販売を開始しており、価格は非公表。「約1000万円の7010よりもスロット数が増えた分だけ高くなっている」(シスコシステムズの河野真祐プロダクトマネージャー)とした。

■変更履歴
3段落目のNexus 5010の参考価格について、当初掲載時は「最小構成で3万6000ドル(約320万円:北米価格)」としていましたが、正しくは「1万7250ドル(約154万円:北米価格)」です。シスコシステムズから価格の訂正がありました。本文は修正済みです。 [2009/01/28 18:23]