NECは1月23日、住友信託銀行に新型の営業店システム「i-Ships」を納入したと発表した。住信はこの1月から、国内63カ所の店舗などでi-Shipsを使い始めている。住信は同システムの導入により店舗の業務効率を15%向上できるとみている。

 i-Shipsは、勘定系システムや情報系システム、投資信託などの商品管理システムといった既存のシステムから顧客属性や預金・ローン残高など店頭営業に必要な情報を収集して店舗の端末に送信する。店員は一つの画面で営業に必要な顧客データを確認できるため、顧客の資産状況に応じた商品やサービスの提案がしやすくなる。

 i-ShipsはNEC製ブレードサーバー「SIGMABLADE」40台とNEC製ストレージ「iStorage」3台を使って稼働する。店舗などにある端末4000台からのアクセスをさばく。画面表示にはリッチクライアント技術を採用している。