英Alfresco Softwareは英国時間2009年1月21日,コンテンツ管理ソフトウエアの新版「Alfresco Labs 3.0 Final」とWebサイト構築ツール「Alfresco Web Studio」を発表した。いずれもGNU General Public License(GPL)を適用し,オープンソース・ソフトウエアとしてWebサイトから無償で提供している。

 Alfresco Labs 3 Finalは,Webコンテンツ/文書/メール管理やコラボレーションなどの機能を備える。米Microsoftの「SharePoint」プロトコルに対応しており,「Microsoft Office」との連携が可能。Microsoft Common Internet File System(CIFS)を採用しており,Windowsネットワーク環境の共有ドライブ上でファイルを扱うのと同じ操作方法でコンテンツを管理できる。

 Alfresco Web Studioは,Webサイトをドラッグ&ドロップ操作で構築できるソフトウエア。Alfresco Labs 3 FinalのWebコンテンツ管理機能を利用し,Webサイトの構造やWebページ,テンプレートなどをビジュアルな画面で作れる。プロジェクト管理/コラボレーションといった機能も用意している。

 同社によると,Alfresco Labsの累積ダウンロード回数は150万以上。サポート・サービス付きの「Alfresco Enterprise」は,700社以上に導入されたとしている。

[発表資料(Alfresco Labs 3.0 Final)]
[発表資料(Alfresco Web Studio)]