米Adobe Systemsは米国時間2009年1月20日,同社が開発したFlash技術向けの通信プロトコル「Real-Time Messaging Protocol(RTMP)」の仕様を公開する計画を発表した。仕様の公開は,開発者によるFlash関連技術の導入促進を目的とするもの。開発者向けサイト「Adobe Developer Connection」にて2009年上半期中に公開される。

 RTMPは,Flash Platform技術において,オーディオやビデオ,データを伝送するためのプロトコル。パソコンやモバイル機器,家電といったデバイスでFlashコンテンツやアプリケーションを利用できるようにするためのプロジェクト「Open Screen Project」の一環として開発された。デバイスの種類やコンテンツの発信源に関係なく,最適化したコンテンツのストリーミング配信が可能になるという。

 今回公開される仕様では,Adobe独自のコンテンツ保護手段に関する内容は含まれていないが,開発者による技術的な保護手段の導入については要件または制約を設けていない。

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