米Akamai Technologiesは米国時間2009年1月20日,Barack Obama第44代大統領就任式のライブ配信に関するオンライン・トラフィックについて発表した。それによると,同社の分散型ホスティング・プラットフォーム「EdgePlatform」を介したトラフィックは,約700万以上のストリーミング・ビデオを同時配信した1月20日の12時15分頃(東部時間)にピークに達し,ネットワーク上のトラフィックは毎秒2Tビットを超えたという。

 同社Global Sales, Services, and Marketing担当執行副社長のRobert Hughes氏は,「歴史的な意味を持つ就任式だったことに加え,全世界のネット・ユーザーから注目を集めたイベントとなった。また平日の昼間という時間帯だったため,多数の大手ニュース・メディアでライブ配信が行われた」と説明する。

 オンライン・ニュース・サイトのビジター数は11時45分頃(東部時間)に跳ね上がり,毎分約540万人に達した。通常のビジター数を大きく上回ったものの,Obama氏が大統領選で勝利を収めた2008年11月4日の23時(毎分857万人)や,サッカーのワールドカップで米国チームがガーナに敗退した2006年6月22日の正午(毎分728万人)のビジター数には及ばなかった。

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