富士ソフトは2009年1月20日、派遣社員や非正規社員を含む全従業員1万人を対象にグーグルの有償アプリケーション・サービス「Google Apps Premier Edition」を導入すると発表した。4月から利用を開始する。

 Google Apps Premier Editionは、Gmailを核としたするアプリケーション・サービスの企業向け有償版。富士ソフトは2008年6月から販売代理店として企業・団体に販売しており、今回の導入によって自らがショーケースとなる。

 富士ソフトはこれまでは複数のスケジュール管理ソフトやメールソフトを利用してきたが、これをGoogle Apps Premier Editionに統一。1万人分のデータベースをグーグルのデータセンターで一括して管理する。同サービスの料金は1ID当たり年額6000円。富士ソフトはGoogle Apps Premier Editionに移行することによって、ソフトのライセンス費用や運用管理費などを従来に比べて約3分の1にコストが抑えられると見込んでいる。

 同社によると、Google Apps Premier Editionの導入企業で1万IDを利用する企業は初めてという。