IBMと独SAPは米国時間2009年1月19日,米フロリダ州オーランドで開催中の年次カンファレンス「Lotusphere」において初の共同開発ソフトウエア「Alloy」を同年3月にリリースする計画を発表した。

 Alloyは,IBMのコラボレーション・ソフトウェア「IBM Lotus Notes」とSAPのビジネス・アプリケーション「SAP Business Suite」を連携させるもの。Lotus Notesクライアントから直接SAP Business Suiteのワークフローやレポート,分析機能などを利用できるようにする。ワークフローとレポートの標準セットが付属し,これらはLotus DominoおよびSAPのツールを使ってカスタマイズできる。

 IBMによると,同社顧客の上位100社のうち半数以上がSAPの製品を導入しており,両社製品の機能連携を求める声が多かったという。

 Alloyの初回リリースは,IBMとSAPの両社が販売を行う。

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