NECは、プロントコーポレーションのカフェ店舗「Espressamente illy日本橋中央通り店」(東京都中央区)で、顔認識技術を用いたデジタルサイネージの実証実験を行っている。ディスプレイの前に立った人の顔から性別/年齢層を自動判断し、時間帯情報を加味して適切な広告を表示する。

 同社のデジタルサイネージボード「eye flavor」を店舗入り口に設置し、12月16日に実験を始めた。顔画像から割り出した属性(性別/年齢層)と時間帯に応じ、14種類ある広告のなかから適したものを配信する。広告視認率やPOSデータとの関連を分析し、顔認識機能付きデジタルサイネージ広告の効果を測定する。

 配信する広告コンテンツは、NECデザイン&プロモーションが制作した。NECグループでコンテンツ作成からシステム構築/運用、実績ログ集計/分析を行い、総合的なデジタルサイネージソリューションを提供できるとしている。

 実験は1月18日まで行う。

■関連情報
・NECのWebサイト http://www.nec.co.jp/
・NECデザイン&プロモーションのWebサイト http://www.nec-dp.co.jp/
・プロントコーポレーションのWebサイト http://www.pronto.co.jp/
・Espressamente illyのWebサイト http://www.espressamenteilly.jp/