米Microsoftは米国時間2009年1月15日,企業向け仮想化デスクトップ管理ソフトウエア「Microsoft Enterprise Desktop Virtualization(MED-V)1.0」のベータ版を公開した。同社のWebサイトでユーザー登録するとダウンロードできる。

 MED-Vは,仮想化ソフトウエア「Microsoft Virtual PC 2007」による仮想「Windows XP」「Windows 2000」環境を集中管理し,「Windows Vista」搭載パソコンで古いアプリケーションを動かせるようにする。ユーザーにVirtual PCを意識させることがなく,デスクトップ・イメージ管理にかかわるコストを削減できるという。

 同ソフトにより,新しいデスクトップOSへの移行にともなうコストや時間も減らせるとしている。2008年5月に買収した米Kidaroの技術をベースとしている(関連記事:Microsoft,デスクトップ仮想化技術の米Kidaroを買収へMicrosoft,仮想化技術メーカーのKidaroを買収)。

 MED-V 1.0の最終版は,仮想化/管理スイート「Microsoft Desktop Optimization Pack(MDOP)」に含める形態で2009年上半期中に提供を開始する予定。

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