Ruby on Rails(RoR)導入プラットフォームを手がける米Engine Yardは米国時間2009年1月14日,アプリケーション・ホスティング用のクラウド・コンピューティング・サービス「Engine Yard Solo」と,クラウド・アプリケーション開発/管理プラットフォーム「Vertebra」を発表した。

 同社は,これまでRoRアプリケーションをホスティングするための実装プラットフォームを提供してきた。新サービスのEngine Yard Soloは,米Amazon.comの「Amazon Web Services(AWS)」のクラウド・コンピューティング・プラットフォーム「Amazon Elastic Compute Cloud(EC2)」上でアプリケーション配信が行える。RoRソフトウエア・スタックを同プラットフォーム上で動かす。料金は月額129ドルから。

 Vertebraは,クラウド・アプリケーションを開発できるオープンソース・プラットフォーム。同社のクラウド・プラットフォームのほか,Amazon EC2や米VMwareの「vCloud」上で動くアプリケーションが作れる。Webサイトでソースコードやドキュメントを公開している。

 同社はAmazon.comなどから資金を調達し,クラウド・コンピューティングのクラスタ・プラットフォーム開発や,Rubinius/MerbといったRuby実装プロジェクトの推進に取り組んでいる(関連記事:AmazonがRuby on Rails導入プラットフォームのEngine Yardに出資)。

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