サン・マイクロシステムズ,NTTデータ,富士通ソーシアルサイエンスラボラトリ(SSL),ミラクル・リナックスは2009年1月19日,オープンソース統合監視ツールの普及推進団体「OSS統合監視ツール推進協議会」を設立した。

 4社は「オープンソースの統合監視ツールでも既存の商用製品に匹敵する十分な機能を持つことを広く認識してもらう」(OSS統合監視ツール推進協議会)ことなどを目的とし,共同で普及・啓蒙活動を実施する。第1弾として2009年2月にセミナーを開催する。

 サン・マイクロシステムズは,同社のオープンソースDBMSであるMySQLを監視するMySQL Enterprise Monitorを提供している。NTTデータは「Hinemos」と呼ぶ統合運用管理ソフトウエアを開発し,オープンソース・ソフトウエアとして公開している。富士通SSLは米GroundWork OpenSourceが開発し公開しているオープンソース統合監視ツールGroundWork Monitorの販売とサポートを展開。ミラクル・リナックスはラトビアのZABBIX SIAが開発,公開しているオープンソース統合監視ツールZABBIXを販売、サポートしている。

 OSS統合監視ツール推進協議会では今後,取り組みに賛同する企業との協業を拡大していきたいとしている。