米Novellは米国時間2009年1月11日,アクセス管理ソフトの新版「Access Manager 3.1」を発表した。新版は,Webサービス環境下でID管理などを統合するための仕様「WS-Federation」のサポートが追加された。

 このWS-Federation仕様のサポートは,米Microsoftとの協業で実現したもの。標準的なLDAPディレクトリをMicrosoft製品のユーザー管理機構と連携させる機能を備えているため,連携型ID管理製品を別途購入する必要がなくなるという。

 WS-Federation仕様のサポート追加により,企業はプロプライエタリ製品とオープンソース製品が混在するIT環境においてデータを容易かつ安全に共有できるようになる。また,非Windowsディレクトリのユーザーは,Microsoftのコラボレーション・ソフト「Office SharePoint」といったWebベースの製品にシングル・サインオンでアクセスできるようになるとしている。