「echo」のマイタスク画面
「echo」のマイタスク画面
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 トラストコンベクションは2009年1月13日,同社が運営するタスク管理サービス「echo」がLinuxクライアントに対応したと発表した。echoはAdobe AIR上で稼働するクライアント・モジュール上のGUIで“プロジェクト・メンバーの感情を見える化”できることが特徴で,無償で利用できる。

 echoはリッチ・インターネット・アプリケーション・プラットフォームであるAdobe AIRで実現したユーザー・インタフェースにより,プロジェクトに参加するメンバーの状況を,感情も含めて表示できる。例えばタスク進行中の依頼者や受注者のそれぞれの感情をアイコンで示したり,サーモグラフィやレーダーチャートのように全体を俯瞰してメンバーの状況を表示したりすることが可能。クライアントはトラストコンベクションが運営するサーバーにアクセスしタスクのデータを記録,参照する。

 また受注者がタスクを完了した際,その成果が依頼者の期待に沿うものでなかった場合,依頼者はコメントとともに投げ返し,改善を求めることができる。期待した内容以上のものであれば「Wow」と呼ぶ“感謝のポイント”を贈り,相手に謝意を伝えることができる。

 取りかかるべきタスクを示す際には,締め切りと優先度だけでなくパートナー(依頼者または受注者)の感情やアクションも加味する。パートナーが心配している,あるいは予定を過ぎてしまっているタスクには「バブル」と呼ばれるマークを付け,注意を促す。また,パートナーからお知らせが届いたタスクには吹き出しを付ける。

 echoは2008年11月14日に正式リリースされた(関連記事)。2009年1月13日時点で2500名以上がユーザー登録し,1000以上のチーム,6500以上のタスクが活動しているという。

 従来はWindows,MacOS Xをクライアントとして正式サポートしていたが,今回Linuxに対応した。ディストリビューションとしてはFedora 8,Ubuntu 7.10,openSUSE 10.3をサポートしている。