写真 GY-HM100の外観
写真 GY-HM100の外観
[画像のクリックで拡大表示]

 日本ビクターは2009年1月8日,新商品である業務用HDTV(高精細度テレビ)メモリーカードカメラレコーダー「GY-HM100」(4月下旬発売予定)から,業務用機器の商品ブランドを日本ビクターのグローバルブランドである「JVC」に順次統一すると発表した(発表資料)。

 日本ビクターの業務機器部門は,今回のブランド統一により業務用分野を強化して,グローバル展開を拡大する。ブランド統一の理由は,(1)グローバル販売地域の拡大,(2)グローバル統一コミュニケーションの実施,(3)グローバルモデル展開による競争力強化――の三つである。同社は業務用分野強化の一環として,グローバルに販売地域を拡大するに当たり,商品がグローバルな品質基準や全世界の要望レベルをクリアできる品質を実現することを目指す。このため,国内外で分かれていたブランド(日本ビクターとJVC)を一本化して,グローバルモデルとして展開する。

 ブランドイメージの統一に合わせて,マーケティング活動をグローバルに統合する。また販促物や店頭ツール,コミュニケーション活動なども共通化する。さらにグローバルモデルの展開により,開発工数の削減や周辺機器の共通化,部品削減によるコスト力強化,ビジネスチャンスの拡大などを実現して,競争力をより高める意向だ。

 ブランド統一後の商品の第一弾となるGY-HM100(写真)は,業務用ノンリニア編集システムで広く普及している米AppleのQuickTime(for Final Cut Pro)ファイルフォーマットに世界で初めて対応した業務用HDTVメモリーカードカメラレコーダーである。「約1.4kgの軽量・コンパクトサイズを実現して撮影時の負担を大幅に軽減するとともに,機動力の向上により撮影フィールドを飛躍的に拡大する」(日本ビクター)という。