米Time Warnerは米国時間2009年1月7日,2008年通期の業績が当初の予測を下回る見通しであることを明らかにした。減価償却費控除前の調整後営業利益(OIBDA)を,前年の129億ドルと比べ5%増と予測していたが,同1%増に引き下げる。

 合計3億7000万~3億8000万ドルの税引き前費用を計上する。これには,訴訟関連費用約2億8000万ドルやリストラ関連費用約5000万~6000万ドルのほか,取引企業の破産宣告に伴う貸倒準備金の約4000万ドル増額などが含まれる。景況が当初の見込みより深刻なことも影響しているという。

 また,約250億ドルの資産減損により,純損失を計上する見通し。当初は,継続事業による希薄化後1株当たり利益が1ドル4セント~1ドル7セントの範囲になると見込んでいた。

 同社は2009年2月4日に,2008年第4四半期と通期決算を発表する予定。