ゆうちょ銀行は2009年1月5日、全銀システム(全国銀行データ通信システム)への接続を開始した。これにより銀行、信用金庫、信用組合など約1500の金融機関と相互送金が可能となった。従来、ゆうちょ銀と相互送金できるのはシステムを直接接続しているシティバンク銀行など一部の金融機関に限られていた。

 同日午後12時30分時点で「全銀システム接続に関するトラブルは発生していない」(ゆうちょ銀広報)。ゆうちょ銀は同行の口座同士では送金データをリアルタイムに反映するが、他金融機関との送金の場合は日に数回のバッチ処理で対応するため、リアルタイムには送金データを反映できない。現在のところ他金融機関との送金を処理するバッチ処理にも問題は起きていないという。