三井住友カードとオンライン決済事業のSBIベリトランスは12月26日、中国本土の消費者に向けたインターネット通販(EC)事業に関して提携を結んだと発表した。中国消費者に日本企業の商品やサービスを販売するECモールを構築し、2009年1月に運営を開始する。

 中国の銀行間決済ネットワーク運営会社である中国銀聯(China UnionPay)のカード決済を導入する。三井住友カードは以前より中国銀聯と業務提携を結んでおり、銀聯カードの取り扱いを、従来の実店舗に加え、ECにも拡大する。

 SBIベリトランスが、銀聯カードの処理に対応した決済システム「VeriTrans銀聯ネット決済サービス」を構築し、ECモール「バイジェイドットコム」を開設する。Webサイト構築、商品説明などの翻訳、商品発送、ユーザー対応、マーケティングなど、小売販売事業者を支援する総合サポートも提供する。

 バイジェイドットコムでは、最初の1年で約100社の参加を目指す。

 SBIベリトランスはバイジェイドットコムだけでなく、個別の企業に対してもVeriTrans銀聯ネット決済サービスの提供を広めたいとしている。

■関連情報
・三井住友カードのWebサイト http://www.smbc-card.com/
・SBIベリトランスのWebサイト http://www.veritrans.co.jp/

■修正履歴
記事公開時、西武百貨店、そごう、ヨドバシカメラなどがバイジェイドットコムへの出店を予定しているとしておりましたが、該当個所を削除いたしました。お詫びして訂正します。本文は修正済みです。[2008/12/26 21:00]