写真●IIBA日本支部の代表理事に就任したNECソフトの福嶋 義弘氏
写真●IIBA日本支部の代表理事に就任したNECソフトの福嶋 義弘氏
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 「BABOK(Business Analysis Body of Knowledge)」の作成や普及活動を行っているカナダの国際非営利団体「IIBA(International Institute of Business Analysis)」の日本支部が,2008年12月23日に設立された(関連記事)。BABOKは,経営課題とITを橋渡しする要求分析のための知識体系。IIBAでは,BABOKに基づいた資格「CBAP(Certified Business Analysis Professional)」の認定試験も実施している。

 今回設立されたIIBA日本支部は,世界で80番目のIIBA支部に当たり,アジアではシンガポールに次いで2番目の支部となる。代表理事には,NECソフト ITトレーニングセンター センター長の福嶋 義弘氏が就任した(写真)。

 12月23日に開かれたIIBA日本支部設立総会で発表された事業計画によれば,2009年度の支部の目標は「日本にいかにBABOKを定着させるかを考え,その方策を実行していく」こと。具体的な活動としては,オープン・フォーラム,事例紹介セミナー,IIBA日本支部活動紹介セミナー,BABOK入門セミナーといったイベントを2009年に開催するほか,2009年第4四半期に日本で英語によるCBAP試験を実施する予定。CBAPについては,2010年に日本語の試験が実施できるよう準備を進めるとしている。