米Palmは米国時間2008年12月18日,2009会計年度第2四半期(2008年9~11月)の決算を発表した。売上高は1億9160万ドルで前年同期の3億4960万ドルから約45%減少。スマートフォンの出荷台数は59万9000台で前年同期から13%減少し,売上高は同39%減の1億7100万ドルとなった。

 純損失は5億617万ドル(希薄後の1株当たり損失は4.64ドル)で前年同期の884万8000ドル(同9セント)から大幅に赤字を拡大した。これには,繰延税金資産の評価引当金の増額による現金支出を伴わない費用の3億9670万ドルを含む。

 株式報酬関連費用580万ドル,無形資産の償却費90万ドル,リストラ関連費用830万ドルなどを除いた非GAAPベースでは,純損失は8020万ドル(希薄後の1株当たり損失は73セント)となった。同条件の前年同期の純損失は780万ドル(同7セント)だった。

 同社は同月1日に発表した決算速報において,コスト削減策の一環として,米国内の従業員削減や欧州事業の統合などに着手したことを明らかにした。また,第4四半期(2009年3~5月)までに,約2000万ドルのコスト削減を実施する計画である(既報)。