カナダResearch In Motion(RIM)は現地時間2008年12月18日に,2009会計年度第3四半期(2008年9~11月)の決算を発表した。米国会計原則(GAAP)に基づく業績は,売上高が27億8210万ドルで前期比7.9%増加,前年同期比では66.3%急増した。同月2日発表の下方修正(既報)とほぼ一致する結果となった。

 総売上高のうち,デバイスが約81%を占めた。サービスが13%,ソフトウエアが2%,その他が4%だった。当期のデバイス出荷数は約670万台だった。

 スマートフォン「BlackBerry」の新規契約者は約260万人で,合計契約者数は前期比約14%増の2100万人となった。

 当期の純利益は3億9630万ドル(希薄化後の1株当たり利益は0.69ドル)で,前期の4億9550万ドル(同0.86ドル)から減少したが,前年同期の3億7050万ドル(同0.65ドル)を上回った。調整後の純利益は4億7730万ドル(希薄化後1株当たり利益は0.83ドル)となる。

 次の第4四半期(2008年12月~2009年2月)については,売上高が33億~35億ドル,1株当たり利益が0.83~0.91ドルと予測。新規契約者は約290万人を見込む。