米Red Hatは米国時間2008年12月18日,同社製Linuxの定期アップデート間隔を最長18カ月に延長可能な新サービス・メニュー「Extended Update Support」を発表した。従来の6カ月間隔に比べLinuxシステムのメンテナンス・コストを削減できるという。既に世界各地で契約可能となっている。

 同社は「Red Hat Enterprise Linux(RHEL)」各メジャー・バージョンの7年間というサポート期間中に,バグ修正/セキュリティ強化/新ハードウエア対応などの目的で6カ月に1回マイナー・アップデートを実施している。新サービス・メニューでは,顧客がアップデート間隔を最大18カ月まで延長できるので,新たなハードウエアに対応する必要がない場合はコストや手間を減らせる。不要なアップデートによるシステムの不安定化も避けられるという。

 米メディア(InfoWorld)によると,Extended Update Supportの料金は既存サービスと変わらず,管理対象マシン数が最大100台だと年額6万ドルから,最大500台だと年額8万ドルからという。

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